核なき世界「終末時計」があと5分に...

【ワシントン時事】核戦争で人類が滅亡するまでの時間を表現した「終末時計」が10日、オバマ米政権の「核なき世界」構想に大きな進展が見られない ことなどを理由に1分進められ、残り5分となった。時計を管理する米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」が発表した。

 終末時計は2010年1月、核軍縮機運の高まりや地球温暖化対策をめぐる国際協調の動きが評価されて1分戻され、人類滅亡を表す「深夜」まで残り6分の午後11時54分に設定されていた。

 同誌は声明で「2年前には世界の指導者が地球規模の真の脅威に対処するかに見えたが、その傾向は続いていないか覆されている」と失望感を表明。「核なき 世界への道筋が明確でない」と批判した。また中東や北東アジア、南アジアの地域紛争での核兵器使用の可能性に警鐘を鳴らした。

 終末時計は1947年につくられ、同誌の理事会がノーベル賞受賞者らと協議の上、分針を動かすかどうかを決める。米ソ関係の緊張で軍拡競争が激化した1984年には、残り3分まで進められた。 

 

[時事通信社] 

 

この時間が進んだことには、アメリカの核実験がまたあったこと、福島げんぱつ事故にもふれていて、このような複雑な構造のものに対する警告も含んでいる。

核として、同じ危険性なのだから普通の感覚だと思う。

 

年があけて、ある思いが浮かぶ。

 

日本は、核がいらない、核に頼らない、核に依存しない国になることを宣言していくことを世界に発信していきたい。

 

署名して、誰かにお願いしたり頼むのではなく、一人一人が、個々が宣言していく方法を考える。

 

ウランは地球のもの、掘りません。買いません。売りません。

核やプルトニウムを日本は、日本人は使いません。私は核はいりません!

 

 

アメリカが、オバマが、新型の核性能実験を2010年11月と昨年3月に続き3回目もやってる(苦笑)ノーベル平和賞の意味がわからない。

 

2012.1.6 09:43 米国

 米エネルギー省傘下の核安全保障局(NNSA)が核兵器の性能を調べるため、ニューメキシコ州のサンディア国立研究所で昨年夏、プルトニウムを使った新たなタイプの実験を実施していたことが5日分かった。2010年11月と昨年3月に続き3回目。

  核爆発を伴わない点で臨界前核実験と同じだが、核実験場や火薬を使わないことが特徴。NNSAは臨界前核実験を補完する役割があるとしている。オバマ大統 領の就任後、臨界前核実験も既に3回行われている。「核なき世界」を提唱しながら、自国の核兵器を維持する大統領の姿勢に批判が強まりそうだ。

 NNSAの核兵器管理に関する報告書などによると、実験は世界で最も強いエックス線を発生させる「Zマシン」という装置によって、核爆発に近い超高温、超高圧の状態をつくり、核兵器の材料となるプルトニウムの反応を調べた。(共同)