海底の土から3万8000倍の放射性物質

福島第一原子力発電所近くの海底の土から、通常の約3万8000倍という高い濃度の放射性物質が検出されていたことがわかった。  「東京電力」によると、福島第一原発の岸壁から約30メートルの地点で先月29日に採取した海底の土から、一キロあたり8万7000ベクレルの放射性セシウム137が検出された。この海域で通常検出される値の約3万8000倍にあたる。  東京電力は「これまでに海や大気中に出た放射性物質が海底に沈殿したもの」との見方を示し、引き続き監視を続けたいとしている。