【女川原発】 放射能漏れ確認 5410ベクレル

放射能漏れ 宮城・女川原発で放射性物質含む水漏れ 2011/04/08


 東日本大震災の余震を受け、経済産業省原子力安全・保安院は8日、停止中の東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)1~3号機原子炉建屋の使用済み燃料プールで、揺れにより床に放射性物質を含んだ少量の水があふれたほか、ほかの建屋でも少量の水漏れを確認した。

 東北電力によると、水のあふれや漏れは、女川原発内で8カ所。漏れた水の量は1カ所あたり最大で3・8リットル、水に含まれた放射性物質が最も多かったのは1号機原子炉建屋の燃料プール脇の床で5410ベクレルだった。

 東京電力福島第1、第2原発に新たな異常は確認されていない。東北電力東通原発(青森県東通村)と日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(同県六ケ所村) で外部電源が一時途絶え非常用発電機に切り替わったが、東通原発、再処理工場ともに外部電源が復旧した。各施設の放射線モニタリング数値に変化はなく、放 射性物質が外部に漏れたとの情報はない。